ヒロ式

いわゆる超氷河期世代です。読んだ本、買った文具、思いついたことを記録します。

【感想】読んだら忘れない読書術

子供ができてからというもの、本を読む時間がめっきり減ってしまいました。また、会社の環境的にも仕事の量が増える一方で、時間が取れない状態でもあります。 この状態から時間を見つけて、何とかしようということを考えるべきところでもあるのですが、読んだものをいかに身につけて置くか、自身に残すことができるかという点が大事なんじゃないかと思うようになりました。

ぼんやり、メモを取りながらとか、線を引いたりしてみたらよさそうだと思いましたが、なかなか踏み出せない感じもありました。そんなモヤモヤしているときに、タイトルの本をBOOK OFFで見つけました。税抜き、560円也。

ページ数の割には、同じようなことが言い方を変えて書かれており、本書は、2章と3章を読めば一通りOKです。

本書を読んでよかったというか、なるほどなぁと思ったのは、「アウトプットする」という点に力点が置かれていることです。

学生の時に、教科書に線を引くとか、ノートに書くということは、当然覚えておくためのことであり、これを実践しましょうよ。ということです。 いつの頃からか、本はそのまま読むものだと思っていたわけですが、何も勉強や教科書に限った話ではないのだということです。

そうやって、汚すなりしてしまうと、古本屋で売れないとか、何とかあると思いますが、よほどの希少本でもない限り、それでよいのではないかと思いました。ただ、実践するにあたり心理的な負担は、私にとっては大きそうで、実現は難しいかな。とも感じます。

あとは、このようにどこかに書く、誰かに「どのように良かったのか」を具体的に伝える。ということも書かれていました。

メモする、マークする、伝えるということで、記憶の引き出しから、出し入れすることで、重要な情報であると認識され定着するという理屈です。

また、スキマ時間読書ということも重要な点として記載されていました。個人的には通勤時の乗り換えが多いこと、それなりに混んでいることから、あまり現実的ではないかなと思います。ただ、通勤時間でスマホを触っているのは、時間の無駄という点は、身につまされます。

とにかく、「メモをする」や「マークする」ということはすごく大事なことであると、認識できました。付箋を代わりにしてメモを後でとるという作戦で、一回の読書の密度を濃くしたいと思う次第です。

思っているよりも、(この年にもなると)時間はあっという間に過ぎていきますし、仕事をしたりする期間も同じ速度で減っていってゆくわけで、一つ一つ大事に読んでいかなくてはならないと改めて感じます。